ネクスタフ開発社員インタビュー「ジャン・ウェイ」

Looop WAYを体現する仲間たち / PEOPLE

Looop WAY


100年の耐久性を目指すNEXTOUGH
ジャン・ウェイZheng Wei

再生可能エネルギーを世界中に実現させるなら、どんな環境でも発電し続けられるパネルが必要。
そんな当たり前を形にして、パネルを永く受け継がれる資産に変えました。


太陽光発電がずっと続くための条件

私がネクスタフの開発に携わったきっかけは、2013年の大雪。私たちの製品だけではなく、業界全体で太陽光発電設備の故障が相次ぎました。当時使用していたパネルが、積雪によって壊れたりたるんだりしてしまったことが原因でした。自然エネルギーの普及を目指すなら、日本はもちろん、世界中のあらゆる過酷な環境に耐えられる製品の開発は必須ですよね。強風、積雪、塩害、高温、低温、多湿…屋外の過酷な自然条件でも安定的・長期的に発電できる強度を持ったパネルを開発したい。もともと会社全体でも新製品開発の必要性は共通の認識になっていたこともあり、早急に開発にとりかかりました。


市場のスタンダードから逸した
製品開発に難航

しかし「パネルの強度を上げる」というシンプルな目標とは反対に、開発まで連鎖的に課題が出てきました。大きな要因は開発当初の市場です。現在製品化されているNEXTOUGH(ネクスタフ)は、従来のバックシート部分、パネルの裏側をガラスに変えた両面ガラス構造が特徴です。でも開発当初の市場は両面ガラスの製品化が初期段階だったんです。ガラスが3.2mmの厚さで、従来のパネルより重量が4~5kgは増えていました。強度はクリアできましたが、私はパネルが架台や屋根に必ず載せるものなら、再び積雪などに耐えられなくなってしまうかもしれないという懸念を抱き、軽量化のためにガラスを薄くすることを次の課題に設定しました。正直、現在の技術であればそれは簡単に実現できます。ただ、あくまで製品としてお客様に適正な価格でご提供することを考えると、技術に安易に飛びつくことはコストを無視することになり、結局自然エネルギーの普及にもつながりません。私は、品質に一切妥協することなく、技術とコストのバランスを求めて世界中を探し始めました。


“想い”が開拓した人の心と生産ルート

しかし、強度と重量の問題をクリアした後も、難題は続きました。アセンブリ作業(製品の最終組み立て)を任せられる工場がなかったんです。当時の市場では、両面ガラスかつ4バスバーの製品を扱う例がなかったので、「この製品に市場価値があるのか、本当に売れるのか」と、色々な工場から疑問を持たれ、煙たがられてしまいました。さらにやっと生産がスタートできても、小さな傷一つでも見逃さない私に対して、「そんなに細かい傷もダメなのか。大手メーカーでもそこまで厳しくなかった。」と抗議されました。でも、弊社のパネルはお客様が直接手にとる製品ですし、「お客様に渡しても恥ずかしくない製品を作りたい」という気持ちが強かったので、私も一歩も引きませんでした。工場のトップの方から現場の方まで全員を集めて、「この製品にどんな価値があるのか」「なぜそこまで厳しくチェックして欲しいのか」を納得してもらえるまで力説し、最終的には工場の方たちも理解してくれ、厳しい生産基準と検品に応えてくれました。そのおかげで国際的な品質認証や耐久性試験などをすべてクリア。2015年2月の展示会でリリースすることができました。


今はまだ、「100年の耐久性」までの通過点

開発からリリースまでの道のりは、一瞬一瞬、一挙一動がかなり凝縮されていたと思います。できる限り早く開発したい、でも品質は絶対妥協できない。部材や工場の選定にはこだわり抜きましたが、それでも出来上がってきたものを自分の目で確認することも必要だと思っていたので、1ヶ月に4回も海外の現地に出向いたこともありました。到着してすぐ確認して会議に出て、次の日の午後には帰りの飛行機に乗って、と今思うとかなりのハードスケジュールでしたね。

 

私は、強度・重量・生産のそれぞれにおいて、品質とコストを軸に徹底した開発をしてきましたが、「100年の耐久性」を目指すNEXTOUGH(ネクスタフ)は今も継続的に試験を繰り返し続けています。現時点での加速度検査では、新品の状態の80%以上の出力を70年保っていられる結果が出ています。住宅も60年の長期保証ができるようになってきましたから、パネルも住宅と一緒にお客様の人生に寄り添い、永く付き合っていくものとして認知されるようになっていったらいいなと思っています。世代を超えて受け継がれる資産として、多くの人の身近な存在になることが、私たちが理想とする太陽光発電のあり方です。

一般試験条件

認証基準IEC62804条件
85℃/85%RH条件下で1,000時間

NEXTOUGH追加試験
上記通常条件の8倍、8,000時間検証済

8,000時間は80年相当の検証となり、NEXTOUGHは10,000時間、100年の耐久性試験を継続的に実施中


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