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ソーラーパネルの寿命っていったい何年?

太陽光発電コラム

ソーラーパネルの寿命っていったい何年?

最終更新日:2021-12-23 著者:Looop編集部

太陽光発電において、高い発電効率を実現するためには、何よりもソーラーパネルの性能がカギになります。しかし、どんなに優れたソーラーパネルでも、いつかは寿命を迎えて性能が落ちてしまうものです。寿命の短いソーラーパネルであると、メンテナンスに高額のコストがかかってしまいます。できるだけ寿命の長いソーラーパネルを選び、かつ寿命を長く延ばす使い方を心がけることが大切です。

ソーラーパネルにも寿命がある!

一般的なソーラーパネルの寿命は、だいたい20年程度であるといわれています。寿命の長いソーラーパネルであれば30年近く長持ちするものもあり、しっかりとメンテナンスを行っていれば、かなり長い期間にわたって太陽光発電システムの機能を持続させることができるでしょう。

ただ、こうした長い寿命は必ずしもその期間内に不具合が発生しないことを保証するものではありません。つまりソーラーパネルは寿命こそ長い年数を期待できるものの、経年劣化によって性能が衰えてしまうことがあるということです。経年劣化したソーラーパネルは発電効率が悪くなり、設置してから間もないころと比べて発電量が少なくなってしまうといわれています。

一方で、たとえ発電効率が鈍くなってしまったとしても、太陽光発電の稼働そのものはその段階では正常に行われていると判断されます。つまりソーラーパネルの寿命について言及する場合、何をもって寿命と捉えるのかという定義がよく定まっておらず、そのため寿命や耐用年数などを明確に示すことは難しいといわざるを得ないのです。

ただ、ソーラーパネルも機械であるからには、いつかは寿命を迎えて取り換えなければならなくなります。発電効率の衰えなどを気にしないのであれば、期待できる寿命が20年から30年程度であるので、ひとまずはこの年数がソーラーパネルの寿命だと考えておいて差支えはないでしょう。

ソーラーパネルの寿命を延ばす使い方とは?

ソーラーパネルの機能を維持し、できるだけその寿命を延ばすためには、使い方に注意を払わなければなりません。ソーラーパネルは毎日放っておいても発電をしてくれます。車などは実際に乗り込んで使うものですから、どこかに不具合が生じたらすぐにわかるものです。

しかしソーラーパネルは見た感じでは悪い箇所がなくとも、実は経年によって少しずつ劣化が進んでおり、メンテナンスを怠ると寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。しかも、たとえ発電効率が悪くなっていても、素人にはそれがわからないものです。

ですから、ソーラーパネルの寿命をできるだけ延ばすためには、専門業者に定期的な点検を依頼することが不可欠です。自動車であれば車検が義務付けられていますが、家庭用のソーラーパネルには車検にあたるような点検の義務がありません。それだけに異常をそのまま放置してしまいがちです。だいたい1年に一度ほど実施するのが一般的なので、寿命を延ばすためにも定期的に点検してもらいましょう。

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