2020.04.02
プレスリリース
電源特定された電力を個人宅へ供給 「デジタルグリッドプラットフォーム」で実証実験
株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長:中村 創一郎)は、デジタルグリッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊田 祐介)と共同し、デジタルグリッド社が運用する民間電力取引所「デジタルグリッドプラットフォーム」を利用した低圧需要家(個人宅)群への電力供給を、国内で初めて実施しました。デジタルグリッドプラットフォームで調達した電気は電源と最終需要家が「自動紐づけ」されるため、簡単に電源特定された電力を個人宅へ供給することができるようになります。
デジタルグリッドプラットフォームとは
デジタルグリッドプラットフォーム(以下、本プラットフォーム)は、日本初の民間による「自由な電力取引市場」です。発電企業と需要企業が直接取引できるだけでなく、需要企業は、例えば太陽光由来の電気などを選択して契約することが可能となります。また、電源と最終需要家の「自動紐づけ」によって、どのような電源から実際に電気が供給されたのかを知ることができます。
実証実験概要
今回、Looopは自社発電所で発電した電力を本プラットフォームを通じて供給しました。デジタルグリッド社が需要企業として個人宅を取りまとめて本プラットフォームに参加し、電源特定された電力供給を実施しました。
・開始日:2019年12月13日から供給継続中
・開始地域:東京都
・需要家の件数:7件
電源特定と電力取引により、企業の再生可能エネルギー導入を促進
今回、電源特定された電力を個人宅へ供給する実証実験が成功したことにより、再生可能エネルギーの導入を目指す多彩なサービス展開が可能になります。例えば、自社保有の再生可能エネルギーを離れた事業所で活用したい、一定の比率以内で再生可能エネルギーを使用したい、再生可能エネルギーの種類を特定したいといったニーズに応えられるようになります。また、今回の実証のように環境意識の高い企業が、社員宅やお客さま宅などをとりまとめることで、Looopのような発電所を持つ企業が個人宅へ再生可能エネルギー由来の電気を直接供給することも可能となります。
今後、Looopは、電力小売事業「Looopでんき」を通じた再生可能エネルギーメニューの提供に加えて、デジタルグリッドプラットフォームを活用した企業向け再生可能エネルギー調達を組み合わせ、より幅広い再生可能エネルギーソリューションを提供してまいります。
<実証実験の枠組み>
デジタルグリッドプラットフォームは、多種多様な電源と需要をピアツーピア(P2P)で結び付ける日本初の民間による「自由な電力取引市場」。その主な特徴は次の2点です。
①電力取引の専門資格やシステム投資なしで取引できる
⇒電力取引プレーヤーを増やせる
②電源識別を行う(例えば、太陽光発電だけを選んで購入できる)
⇒再生可能エネルギー活用を円滑化する
(ご参考)
デジタルグリッド株式会社
代表者: 代表取締役社長 豊田 祐介
所在地: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-3 丸の内仲通りビル7階
設立: 2017年10月16日
事業内容:情報と電力と金融を融合した総合エネルギーサービス事業
資本金 資本金 1,350百万円(2019年11月15日、資本準備金含む)
URL: https://www.digitalgrid.com/
株式会社Looop(ループ)
代表者: 代表取締役社長CEO 中村 創一郎
所在地: 〒110-0005 東京都台東区上野三丁目 24番6号 上野フロンティアタワー22階(受付15階)
設立: 2011年4月4日
事業内容:
●太陽光発電所システムの開発・販売・設置・工事・管理・メンテナンス
●自社太陽光発電所の設置・管理
●自然エネルギーを使用した商品の企画・開発・販売
●独立型太陽光発電システムと周辺機器のインターネット販売
●自然エネルギーを使用した商品の企画・開発・販売
●電力小売事業
●電力小売事業に関わる各種業務委託業太陽光発電システムの開発・販売・設置・管理
●損害保険代理店事業(取扱保険会社:三井住友海上火災保険株式会社)
資本金: 2,251百万円(資本準備金1,930百万円)※2019年3月末現在
売上高: 54,031百万円 ※2019年3月期連結
URL: https://looop.co.jp、https://looop-denki.com
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Looop コンタクトセンター
TEL:03-4577-9001(平日9:00~18:00)
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