2021.09.07
お知らせ
再生可能エネルギーファンドを通じ米センス社へ出資
※センス社提供
再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業者の株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長:中村 創一郎、以下Looop)は、Japan Energy Capital合同会社を通じて運営する海外特化型の脱炭素エネルギーファンド「JAPAN ENERGY ファンド」の第一号ファンドである「Japan Energy Capital 1号ファンド」(英名:Japan Energy Capital 1 L.P.、以下、本ファンド)を通じて、家庭用電力モニタ及び次世代スマートメーターのアプリケーションを提供するリーディングカンパニーである米Sense(センス)社に出資したことをお知らせします。
※Sense社Webサイト:https://sense.com/
■背景
再生可能エネルギーの需要が高まる中、日本国内のスマートホーム市場は、2025年までに18%*の成長が見込まれています。センス社の電力モニタ及びスマートメーターのアプリケーションは、高解像度データのストリーミングや機械学習を用いて、住宅用太陽光発電やEV充電などの負荷をリアルタイムかつ高精度に監視できる家庭用モニタリング技術です。また、センス社は世界最大級のエネルギー技術企業であるシュナイダーエレクトリック社(エネルギー管理とオートメーションのデジタルトランスフォーメーションのリーダー)やランディス・ギア社(統合エネルギー管理ソリューションのリーディングプロバイダー)にも技術提供しています。各国がスマートメーターの導入を進め、さらなる機能搭載を進めている中、次世代のスマートメーターは大きな成長の可能性を秘めていると考えています。以上の観点から、日本のエネルギーのデジタル化に大きく貢献できる技術を持っているセンス社への出資を決定しました。
■センス社のホームモニタリング技術
センス社のホームモニタリング技術は、最大毎秒100万回の計測で消費電力を分析し、電化製品のオン・オフや電力消費量を特定できます。消費電力量を可視化することで、ユーザーのエネルギー消費の習慣に変化を促します。センス社のリアルタイムなデバイス検出は、グリッドエッジでの需要管理、ネットワーク上の障害の特定、運用コストや電力コストの削減に貢献します。
■センス社について
センス社は2013年に音声認識のパイオニアによって設立された米国マサチューセッツ州ケンブリッジのスタートアップ企業です。センス社のミッションは、家庭をよりスマートに、より効率的にすることで、世界のCO2排出量を削減することで、人々が家や家族を大切にできるようにするとともに、よりクリーンで回復力のある未来に貢献します。機械学習技術を用いて、”スマート”ではないデバイスであっても、デバイスの動作に関する洞察をリアルタイムに提供しています。
■本ファンドの目的と投資方針
本ファンドは、「日本企業による海外への脱炭素エネルギー投資促進」を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。エマージング諸国の再生可能エネルギー事業への投資を行う「JEF Renewables」と、電力ビジネスの先進国である欧米諸国等において先端技術を有するエネルギー系スタートアップへの投資を行う「JEF Ventures」の2軸で取り組み、これらエネルギー分野への投資を通じて、本ファンドが定めるSDGsの5つの目標に対して集中的に取り組むことで持続可能な社会の実現を目指します。
*出典 IDC Japan: 「Worldwide Semiannual Internet of Things Spending Guide」(2021年4月発行)より
■本ファンドの概要
名称: Japan Energy Capital 1号ファンド(英名:Japan Energy Capital 1 L.P.)
ファンド期間: 2019年12月~2029年12月
投資対象 : ・トルコ・ヨルダンの再生可能エネルギー事業
・欧米諸国所在のエネルギーテックベンチャー
ファンド規模: 100百万USドル規模(想定)
無限責任組合員: Japan Energy Capital 合同会社
有限責任組合員:
株式会社Looop
ENECHANGE株式会社
大和エナジー・インフラ株式会社
北陸電力ビジネス・インベストメント合同会社
株式会社エンバイオ・ホールディングス
(※2021年9月3日時点)
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Looop コンタクトセンター
TEL:03-4577-9001(平日9:00~18:00)
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