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2024年 年頭所感:再生可能エネルギーのニーズを引き起こしていく

2024.01.05

お知らせ

2024年 年頭所感:再生可能エネルギーのニーズを引き起こしていく

株式会社Looop
代表取締役社長 COO 森田 卓巳

新年あけましておめでとうございます。

元日に発生しました能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

当社にとって2023年は「再始動」の年でした。3月に、約1年間停止していたLooopでんきの新規申込受付を再開しました。電力卸取引市場連動型ダイナミックプライシングを取り入れた、Looopでんきの標準メニュー「スマートタイムONE」の顧客数は、現在約27万件となっています。

この市場連動型メニューのメリットをより多くのお客様に体験していただくため、市場価格に応じて電気の使用時間帯を直感的にシフトできるようにデザインした「スマートタイムONE」のスマートフォンアプリは、「グッドデザイン賞」を受賞しました。また、地球にも財布にも優しい電気の使い方を広めるために当社が提唱している「Green Looop Action」の第1弾キャンペーンとして、「ゼロエネ放題」を実施しています。これは、お昼の電気料金が1時間無料となるもので、業界初の取り組みです。今後も、市場連動型メニューを活かした顧客起点のキャンペーンやサービスを展開していきます。

新規事業への取り組みでは、系統用蓄電池事業に参入し、当社が出資する合同会社taMELが手がけるプロジェクトが、東京都による「系統用大規模蓄電池導入促進事業」に採択されました。このプロジェクトを通じて、系統用蓄電池事業に関するノウハウを蓄積し、開発受託、EPC、保守管理、運用受託など、事業領域の拡大を検討していきます。

そして、今期から、前社長で創業者である中村から社長のバトンを引き継ぎ、新たな経営体制となりました。この新経営体制のもと、当社のビジョンである「エネルギーフリー社会の実現」を「人々がエネルギーを自由に使い、新しい価値を創造し発揮することで、持続的な豊かさを実現できる社会」と再定義し、その実現のためには、安価で持続可能性の高い「再生可能エネルギーの普及」が不可欠であることを再確認しました。同時に、「再生可能エネルギーの普及」という社会全体の使命の中で、当社が果たすべき役割(ミッション)を「再生可能エネルギーのニーズを引き起こしていく」こととしています。

頻発化、甚大化する自然災害、複雑化する国際紛争、加速する新技術の社会実装など、さまざまな外部環境が速く大きく変化し、未来の予測はより一層難しくなっています。このような不確実性の高い時代だからこそ、どのような事業環境でも変わらないビジョンやミッションと、事業環境の変化に適応できるアジリティの高い組織が重要だと考えています。

再始動した事業活動を再び成長軌道に乗せるべく、事業環境の変化に逸早く適応しながら、「再生可能エネルギーのニーズを引き起こしていく」ことで、「エネルギーフリー社会の実現」に向け邁進してまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。