日本国内の再生可能エネルギー!供給量の現状は?
エネルギー需要が増加傾向にあるものの、日本のエネルギー自給率はたったの6%にしかすぎず、そのほとんどを輸入に頼る状態が続いていました。そして、東日本大震災以降、環境に優しい再生可能エネルギーに高い関心が集まるようになり、導入が積極的に進められるようになりました。それでも、再生可能エネルギーの割合はまだまだ高いとはいえず、エネルギー供給量全体の約4.1%にしか満たないのです。日本のエネルギー供給量の9割近くを火力発電が占めており、それに次いで大規模水力発電、再生可能エネルギー、原子力が発電量の多い順番となっています。
(参考URL:http://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id035082.html)
数年前の割合と比較してみると、再生可能エネルギーがエネルギー供給量に占める割合は、年々上昇傾向にはあります。世界的にも、今後の地球環境のことを考えて再生可能エネルギーの導入が積極的に進められていますし、もともとエネルギー自給率の低い日本がエネルギー自給率をあげる手段として再生可能エネルギーが注目されていますので、今後もその供給量の割合が増えていくと考えられます。
太陽光発電は再生可能エネルギーの何%!?
再生可能エネルギーにもいくつかの種類がありますが、一般の方で最も身近にある再生可能エネルギーといえば、太陽光発電ではないでしょうか。大震災以降、原発にできるだけ頼らない社会をめざし、再生可能エネルギーの導入が積極的に検討されてきました。
なかでも、家庭用や事業用として太陽光発電を取り入れた個人や法人に対して、さまざまな支援制度が導入されるようになったことから、ソーラーパネルの取り付けが急ピッチで進んだのです。ソーラーパネルを取り付ける個人や法人に対して、取り付け設置費用の補助制度や太陽光発電により発電した電力を買い取りする固定価格買取制度が導入されるようになり、普及が後押しされました。そのおかげで、ソーラーパネルが取り付けられている一般住宅が増えましたし、空き地に大型ソーラーパネルを設置して大規模発電事業に企業が参入する動きも多くみられるようになりました。
太陽光パネルが再生可能エネルギーに占める割合ですが、ソーラーパネルの普及が広まったように感じられますが、まだ再生可能エネルギー全体の0.69%にしか満たないのが現状です。再生可能エネルギーのなかで最も高い割合を占めているのが、小水力発電で全体の1.58%、次いでバイオマス発電が全体の1.11%になっています。
まだまだ伸びる?太陽光発電の将来性!
今後、太陽光発電の導入を検討されている個人や法人の方にとって気になるのが、太陽光発電の将来性です。太陽光発電の導入は、日本だけでなく世界的にも大きく伸びている分野となり、今後も将来性が期待できると考えられます。現在、太陽光発電を設置した個人や法人に対しては、買い取り制度が適用されているのですが、太陽光発電の供給量増加に伴って買い取り価格も年々減少傾向にあります。
それでも将来性があるといえるのは、太陽光発電を導入するメリットが大きいからです。ソーラーパネルの設置費用も、太陽光発電ビジネスに参入する業者が増えたことから、初期の頃と比較しても低価格で設置できるようになっていますし、設置の際にかかる費用も自治体や国からの補助を受けられるのです。しかも、1度ソーラーパネル取り付けすれば燃料代もかかりませんし、電気代の節約効果も高まります。そして、余剰電力については電力会社が買い取りをしてくれますので収入増にもつながり、その収入をソーラーパネル設置にかかった費用や住宅ローン返済に充当しているケースも少なくないのです。太陽光発電は、今後も将来性の高い再生可能エネルギーだと考えられますので、導入を前向きに検討されることをおすすめします。