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Looop 分散型エネルギーシステム「エネプラザ」の構築に着手

2020.11.30

プレスリリース

Looop 分散型エネルギーシステム「エネプラザ」の構築に着手

再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業者の株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長:中村 創一郎、以下Looop)は、さいたま市と共同申請した環境省が実施する二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業)「地域の自立・分散型エネルギーシステムの構築支援事業」及び「地域の脱炭素交通モデルの構築支援事業(自動車CASE活用による脱炭素型地域交通モデル構築支援事業)」の補助事業者として採択されました。これを受けて、Looopは構想中の分散型エネルギーシステム「エネプラザ」の構築に着手します。

分散型エネルギーシステム「エネプラザ」
「エネプラザ」は、Looopが創業以来培ってきた発電と電力消費に関する知見を動員して構想したコミュニティ内のエネルギーの供給からシェア、マネジメントまでを行う分散型エネルギーシステムです。コミュニティ内の各住居で発電した再生可能エネルギーをシェアし合い、ご家庭内や電気自動車(EV)の動力として活用、また住民の行動変容を促して需給のマッチングを行い、エネルギーの地産地消、さらにはLooopのビジョンであるエネルギーが自由に使える「エネルギーフリー社会」の実現を目指します。

【街区内で再エネ融通】
コミュニティ全体において、発電・蓄電したエネルギーを融通できる設備設計。EVを蓄電池としても活用するなど全戸にて、電力を融通し合うことで全体最適化を図り、再エネ率の向上及びエネルギーコストの最小化を実現します。

【自家消費率最大化】
独自の制御ロジックで、太陽光を最大限活用するように給湯器をコントロールすること、さらにコミュニティに住む皆さまが発電量や電力使用量に関心を持ち、行動変容を促す仕掛けを用意することで、発電側・需要側双方のエネルギーマネジメントを実施。太陽光発電の自家消費率を最大化させます。

【自立運転・自動復帰が可能なマイクログリッド】
系統停電時はマイクログリッド※が自立運転することで、エネルギー供給が継続されます。商用系統が復帰した時も無停電で系統へ連携できるため、レジリエンスの確保を実現します。
※コミュニティ内で、負荷と分散エネルギー源(太陽光、蓄電池、EV)が相互接続され、電力系統に対して独自の制御ができ、かつ電力系統と連系及び切り離した状態の両方で動作が可能な電力系統網

Looopは美園地区をモデルケースとして、今後も継続して「エネプラザ」を展開していく予定です。

●「エネプラザ」概要図

スマートシティさいたまモデル
「スマートシティさいたまモデル」とは、さいたま市とLooopが共同で、さいたま市美園地区で計画している脱炭素循環型コミュニティの先進モデル事業です。住宅メーカーと共同で太陽光発電設備や余剰発電を吸収するための設備(蓄電池、EV)を街区「浦和美園E-フォレスト」内に導入し自立分散エネルギーシステムを推進します。また、マルチモビリティシェアリングへ向けEVを導入し、誰もが手軽に利用できるシステムを構築し、最小単位での事業性とQOLの両面を満たす脱炭素イノベーションモデルをパッケージ化していきます。

関連リンク:
「再生可能エネルギー+新電力」で実現するゼロカーボン エネプラザ開発秘話(2021.02.26更新)
「エネプラザ」設計方法と評価についての論文が学会誌に掲載されました(2021.03.10更新)
分散型エネルギーシステム「エネプラザ」を導入したモデルルームが公開されました(2021.08.03更新)

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Looop コンタクトセンター
TEL:03-4577-9001(平日9:00~18:00)
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