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<電気代&電気料金プランに関する意識調査> ここ半年~1年で電気代「上がった」72% 節約は「難しい」55% 暑さの深刻化と“インドア派”増加がその原因・・・?

2024.09.12

プレスリリース

<電気代&電気料金プランに関する意識調査> ここ半年~1年で電気代「上がった」72% 節約は「難しい」55% 暑さの深刻化と“インドア派”増加がその原因・・・?

電力小売事業「Looopでんき」の市場連動型プラン「スマートタイムONE」を提供する株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長:森田 卓巳、以下Looop)は、全国男女5,000名を対象に、日常習慣や電気の使い方、電気代・電気料金プランに対する意識等を聴取するアンケート調査を実施しました。当リリースにて、その概況やファインディングスを取りまとめております。


【調査結果のポイント】

電気料金/電気代の近況・・・様々な物価変動のなか、特に電気代が家計を苦しめる存在に?
・直近半年~1年に金額が上がった生活費「電気代」と回答した人の割合は72.8%
・ガス代(49.8%)、水道代(44.4%)より圧倒的に高く、食費・日用品等生活必需品の購入代(70.8%)も上回る
・1カ月のおおよその電気代、福井県(12,590円)、富山県(11,409円)など北陸・山陰地方が高額上位を独占

暮らしにおける電気の使い方・・・暑さ厳しい昼間の在宅率の高さが電気代節約を困難に?
・電気代を抑える/節約することは「難しい」と回答した人は全体の55.4%と半数以上
・電気代抑制や節約のための取り組み「とくに何も取り組んでいない」人が46.7%と半数近くにのぼる
・8~16時の「昼間」の時間帯に自分や同居人の誰かが「毎日家に居る」人が39.3%と約4割
・夏の暑さ「不快」な人が84.9%。北海道でも81.8%と高く、特に道央エリアは88.0%と他府県以上
・余暇を過ごす場所「インドア派」(57.4%)が「アウトドア派」(13.7%)に比べ圧倒的に高い割合に

電気料金プラン選び・・・不満はあれど、プランを選ぶ難しさ・面倒さで切り替えを躊躇?
・現在契約している電気料金プランが「不満である」と回答した人は34.8%と3人に1人以上を占めた
・不満を抱える人の46.3%が「見直し・切り替えをしたい」、8.2%が「今すぐ見直し・切り替えをしたい」
・電気料金プランの見直し・切り替え「安くお得に電気が利用できそうだ」と回答した人が47.0%と半数近く
・一方「切り替えの手続きは簡単・手軽におこなえそうだ」は29.7%
・「自分や家庭に見合った電気会社や料金プランが見つかりそうだ」は27.6%にとどまった

補助金、料金算出の仕組みへの理解度・・・認知・理解度は極めて低水準?
・政府が8~10月に実施している補助金政策「知っている」と30代は32.4%、20代は25.9%と若年層で低認知
・どの程度料金が安くなるのかを含め「理解している」割合は全年代を通して10%前後と極めて低い割合に
・電気料金算定の仕組み「知らない」が60.6%、「単価固定型」「市場連動型」の存在は知らない人76.1%に


【調査概要】

調査期間:2024年7月26日(金)~28日(日) 調査方法:インターネット調査
調査対象:20~60代男女5,000名(男性・女性 各2,500名)


【各項目におけるトピックス】

他の光熱費の2倍近い負担額である電気代 高額県は北陸・山陰地方に集中

1カ月あたりのおおよその電気代について、1人暮らしの人は「3,000~4,000円未満(15.6%)」、同居人が居る人は「10,000~15,000円未満(16.5%)」の回答比率が最も高い割合となりました。
有効回答者全体の電気代の平均金額(加重平均値※)は9,118円であり、ガス代(4,754円)、水道代(5,085円)の2倍近くとなりました。
都道府県別で見ると、福井県(12,590円)、富山県(11,409円)、鳥取県(10,919円)、石川県(10,500円)、島根県(10,486円)と、北陸・山陰地方の各県が上位を占める結果となりました。逆に金額が低かったのは大阪府(7,246円)、次いで東京都(7,303円)であり、最も高かった福井県と比べると5,000円以上の金額差となりました。

直近半年~1年における生活費の変化について、「電気代が上がった」と回答する人の割合は72.8%にのぼり、ガス代(49.8%)や水道代(44.4%)といった他の光熱費、また食費・日用品等生活必需品の購入代(70.8%)よりも高い割合となりました。
各種物価高に起因して、家計の圧迫が叫ばれる昨今において、生活費各種のなかでも電気代の負担が与える影響が大きいことが改めて浮き彫りとなりました。


補足資料:都道府県別1ヵ月あたりのおおよその電気代


過半数の人が「難しい」電気代の節約 要因は「生活スタイルを変える難しさ」

電気代を抑える/節約することについて「とても難しい」(17.6%)「難しい」(37.8%)と回答した人の合計は全体の55.4%にのぼりました。その理由として「生活スタイルを変更するのが難しい(38.9%)」が、他の項目に比べて突出して高い結果となりました。


さまざまな節約術があるなか「とくに何もやっていない」人も半数近く

電気代を抑える/節約するために取り組んでいることとして「照明をこまめに切る」が42.4%で最も割合が高く、「エアコンの設定温度を見直す(27.4%)」「使わない家電のプラグをコンセントから抜く」(23.6%)が続きました。一方でとくに取り組んでいることはないという人も46.7%と半数近くにのぼりました。


約4割の人は「昼間、毎日誰かが家に居る≒昼間にも電気を使用する」

自分自身または家族・同居人が一日のどの時間帯に家で活動するかを問うたところ、午前中(8~12時)は36.0%、午後(12~16時頃)は33.7%の割合で「毎日家に居る」と回答しました。また双方を合わせると、約4割の人が毎日昼間に誰かが家に居るという結果になりました。
朝・夕だけでなく、昼間においても一定以上の電力需要の大きさがあることがうかがえます。


夏の暑さに対する不快感は全国共通 北海道でも8割超、道央では9割近い人が「不快」

夏の暑さが以前に比べて「とても不快・やや不快」と回答した割合は計84.9%にのぼり、冬の寒さ(59.9%)より圧倒的に高い結果となりました。全国どの地域でも8割を超える割合となっており、冷涼といわれてきた北海道でも81.8%、なかでも道央エリアの割合は88.0%と、北海道以外の地域にも増して近年の夏の暑さに不快感を抱く人が多いことが判明しました。


在宅ワークは少数派 一方、休みは家で過ごす人が圧倒的多数

働く場所として「毎日職場に出ている」人が69.0%であり、逆に「毎日在宅勤務をしている」人は7.1%にとどまりました。コロナ渦を経て、ワークスタイルの変化、テレワークも普及していきましたが、「家で働くこと」が光熱費の圧迫につながっている割合はごく少数であることがうかがえます。
他方、余暇を過ごす場所や過ごし方として「インドア(家の中)派」が57.4%、「アウトドア(外出)派」は13.7%と、家で過ごすことを好む人の割合が圧倒的に高い結果となりました。


電気代の節約は大事。でも趣味を楽しむことはもっと大事?

家の中で過ごす際によく行っていることや趣味として「テレビ番組の視聴(50.2%)」「インターネット・SNS(49.1%)」をはじめとする「おうちエンタメ」を挙げる人が多く見られました。
そうした家の中での趣味を「電気代が高い」「電気代がもったいない」という理由で時間や回数を制限することがあるかどうかについて、「時間や回数を制限したことはない」人は44.6%と半数近くにのぼりました。


3人に1人が電気料金プラン「不満」 一方選ぶ難しさ・切り替えの煩雑さイメージも根強く

現在契約している電気料金プランについて、3人に1人以上にあたる34..7%が「不満である」と回答しました。
そのうち「見直し・切り替えをしたい」と考えている人は46.3%と半数近くを占め、なかでも「今すぐ見直し・切り替えをしたい」人は8.2%となりました。一方で「見直しや切り替えを家庭ごとにできることをそもそも知らなかった」という人も11.1%と一定数を占めました。
電気料金プランの見直し・切り替えをすることに対するイメージとして、「安くお得に電気が利用できそうだ」と回答した人が47.0%と半数近くを占めた一方で、「切り替えの手続きは簡単・手軽におこなえそうだ」と回答した人は29.7%、「自分や家庭に見合った電気会社や料金プランが見つかりそうだ」と回答した人は27.6%にとどまりました。
新たな電気料金プランを選ぶことについて、電気代が安価となることに対する興味・期待は大きい一方で、その手続きの煩雑さや、自分に合ったプランを選ぶことの難しさを感じる人も多いことがうかがえます。


補助金の存在、電気料金算定の仕組みへの認知・理解は低水準

政府が「酷暑乗り切り緊急支援」として、2024年8月~10月に実施(5月以来の再開)をしている電気・都市ガス料金の負担軽減措置(補助金)政策について、「支援再開を知っている」と回答した割合は、40~50代では4割、60代では半数以上にのぼる一方、30代は32.4%、20代は25.9%と若年層の認知率が低い結果となりました。またどの程度料金が安くなるのかを含め「理解している」割合は全年代を通して10%前後と極めて低いことが判明しました。
そもそも日々の電気料金がどのように算定されるのかについての認知度についても聴取しました。
【定額の「基本料金」】+【使った分だけを払う「従量料金」】の合計で決定するという一般的な仕組みについて、あまり知らない・全く知らないと回答した割合は計60.6%となりました。
また【「単価固定型」(固定の従量料金単価に消費電力量を掛けて計上されるもの)】のほか、【「市場連動型」(従量料金単価が時刻によって変動するもの)】がある点については、知らない人の割合は計76.1%にのぼりました。
電気代低減は各家庭における喫緊の課題であり、政府も対策を講じる一方で、補助金等の施策について、国民の理解はまだまだ追いついていないことがうかがえます。また、そもそも電気代がどのような仕組みで算出されているのか、それをどういった手法で節約・抑制できるのかについても、その認知・理解度は低水準にあると考えられます。
一人一人が正しい理解をもってかしこく電気を使えるよう、情報を提供する側・受け取る側それぞれに一層の創意工夫が求められるといえるでしょう。


補足資料:電気料金算出の仕組みについて

■一般的な電気料金の仕組み

■「固定型プラン」と「市場連動型プラン」


【節約アドバイザーが語る「無理なく、我が家に合った電気の選び方・使い方」】

節電、電気代の節約と聞いて、まず頭に浮かぶのはエアコンの使い方ではないでしょうか。調査結果をみると、昼間家におられるご家庭も一定数あるとのことで、必然的に使用頻度はより多く、時間はより長くなることと思います。

電気代が気になるからといって、エアコンの使用を我慢してつらい思いをしたり体調に影響をおよぼしたりするのは本末転倒です。使うべきものは気兼ねなく使うことができるよう、何か他のことで工夫・調整をするのが望ましいでしょう。

電気代節約のための取り組みとして、この調査でも約4人に1人(23.6%)が回答していますが「使わない家電のプラグをコンセントから抜く」という人が多いように感じます。もちろん効果がないわけではないのですが、最近は待機電力が少ない家電製品もずいぶん増えているので、抜き差しする手間の割に、節約効果はそこまで大きくないケースも多く見られます。

逆に、あまり取り組む人が多くないけど意外と節約効果が高いのは「炊飯器の保温時間を短くする」ことです。炊飯器のような熱エネルギーを発する製品は消費電力が大きく、電気代の上昇につながりやすいのです。こうした電気製品それぞれの特性を少しでも理解しておくことは、無理のない節電・節約の第一歩です。

日々の工夫だけでなく、電力会社や電気料金プランまで変えるのはハードルが高いという人も多いかもしれません。手間や面倒もさることながら、毎日ずっと使うものだけに「変えることでもし何かトラブルが起こってしまったら・・・・・・」と思われることもあるでしょう。ただ、生活リズム/スタイルがガラッと変わったり、家族構成が変化したりするタイミングにおいては、一度見直し・検討してみてはいかがでしょうか。

新電力の多くでは、使用量が多い場合にお得になるプランが多いので、家族の人数が多い、在宅頻度・時間が多いというご家庭にはおすすめです。

また、昼間が安い、逆に夜間が安いなど、時間帯によって電気料金が変動するプランも増えていますので、ご自身・ご家族がいつ、どのくらい電気を使用するのかに応じて最適なプランを選ぶと良いでしょう。

大切なのは、わが家の暮らしの状況をよく確認し、家電も料金プランも、各製品・サービスの特徴をよく理解することです。ご自身・ご家族に合ったものを選び、無理のない範囲で節電・節約に取り組むことで、電気代の削減と快適な生活を両立させていきましょう。


【株式会社Looop/Looopでんきについて】

再生可能エネルギーの「創る、コントロールする、届ける」をトータルで

Looopは再生可能エネルギーの「創る、コントロールする、届ける」の全てを手掛けるエネルギーサービス 事業者です。全国各地に太陽光発電所と風力発電所を設置・運営することで再生可能エネルギーを創り出し(創る)、そのエネルギーを効率的に活用できるよう、蓄電池の販売やエネルギーマネジメントシステムの開発などを行い(コントロールする)、電力小売事業「Looopでんき」などを通じて電気をお届けしています(届ける)。 Looopは再生可能エネルギーの「創る、コントロールする、届ける」の再生可能エネルギーの発電から供給までを一貫して行っています。
全てを手掛けるバリューチェーン(再エネ流通過程における価値の可視化・最大化)を持つことで、再生可能エネルギーに関わるさまざまなコストを削減し、事業間シナジーを生み出し、新しい価値を創造します。

電力会社切り替えに伴う不安に応える「Looopでんき」

電力会社を切り替える方が増えています。「電気代を安くしたい、でも切り替えることでサービスや質が低下したり、停電しやすくなるのは困る」といった不安も。
これらの不安にお応えする「Looopでんき」には4つの特長があります。

特長①ピークシフトで賢く使ってよりお得に
「Looopでんき」の「スマートタイムONE」は料金単価が30分ごとに変動します。電力量料金の単価が安い時間帯に家電を使うなど、ご家庭の電気を使う時間帯をピークシフトさせることで、電気代を節約することができます。

特長②基本料金・燃料費調整額 ずーっと0円
「Looopでんき」の基本料金・燃料調整額はゼロ円。お客さまにご負担がかかる解約手数料もゼロ円。万が一納得されない場合は、契約期間の制限なく解約できます。また、ご利用はWebサイトからお申し込みするだけで完了します。

特長③今まで通りの安心の品質・信頼性
「Looopでんき」に切り替えても、電力供給が不安定になったりすることはありません。電力会社の送電網を使って電気をお届けするので、電気の品質や 信頼性は変わらず、安心してご利用いただけます。「Looopでんき」は、経済産業省が公表している「電力需要実績」において、独立系※新電力各社の中で第1位の実績を取得。品質と信頼性の高さから、現在の契約件数は全国約30万件です。
※「独立系」とは大手ガス、通信関連会社、電力会社等の子会社ではない事業者を指しております。

特長④再生可能エネルギーをもっと身近に
太陽光は昼に発電量が多くなり、夕方から早朝にかけて少なくなります。このことから、電力市場では特定の時間帯に再エネが余り、電源料金が比較的安い時間帯が生まれます。この市場価格に連動した料金プランが「スマートタイムONE」です。ピークシフトを利用することで、電気代を抑えることと太陽光由来の電気の有効活用の両立が目指せます。

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